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 Como House【ブログ|アーカイブス 自然素材の家づくり】 

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コモハウス 建築の作法、不作法」

 

 

 


ブログ
コモハウス「建築の作法、不作法」もはや二十年の時を数え、その投稿数は600件を超えました。
振り返って顕彰するほどではありませんが、(笑)その思い出ブログからもう一度
読みかえすと、わたしたちの建築は二十年前からちっとも変わらない。違ってきたのはまわりの風景で、もしかするとそこに建築のかわらぬ力強さがあるのかもしれ
ません。

 

 

 

 

 

2025.8.22  方丈記  戻る

 

 


今日は2005年10月5日のブログからご紹介します。早いものですでに20年前。あの鴨長明の有名な方丈記。広さはわずかに方丈、つまり、一丈四方、十尺ですから一片が3メートルの計算になります。これが私たちの住まいの基本。

「たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人のすまひは、世々経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。」

 人の世の儚さを歌う鴨長明のこの有名な一文。「方丈記」  

 ウサギ小屋と揶揄された日本の住まいですが、方丈記は住まいの大小を語るものではなく、人生の機微、哀歓、家をとうして、その荒廃をとうして一族の衰退 を語るわけです。しかし、私たちの住まいと街造りの骨格が、これほど見事に語られているのを目の当りにしますと、私たちは家造りの骨格をどこかで大きく間違えてしまっているのではないかと疑われてならないのです。  

 「多摩ニュータウン」といえば私が学生のころ、遺跡の発掘調査でよくアルバイトした京王線永山駅の広大な丘稜を思い出します。そこを切り開いて次々と建てられたベッドタウンは、今、若者たちが巣立った後の老人タウンと化して学校は次々に閉鎖され、街全体が老人ホームと化してしまいそうな勢いです。日本中のあちこちで、これに類した悲喜劇が繰り返されているのでしょうか? 若い家族が新しい街を興し、ミニ開発の名のもとに1000坪の畑が山が切り開かれて安っぽい建売り住宅が建てられていきます。これから20年間にわたって子育てが始まり、いずれは子供たちも巣立っていき、あとに残された無惨な建売り住宅の残滓がこの国の住まいを永遠にみすぼらしいままに留(とど)めてしまいます。    

 その衝動はなんだろうか?と思うのです。  

 小さな家は許される範囲でしょう。家の大小が問題なのではなく、住み継ぐべき家の精神がすでに失われてしまっているのです
「広さはわづかに方丈、高さは七尺がうちなり。所を思ひ定めざるがゆゑに、地を占めてつくらず。土居を組み、うちおほひを葺きて、継ぎ目ごとにかけがねを掛けたり。」

  心の方丈からのがれておおきな精神を手に入れるために建築会社にできることがあります。家がさきに朽ち果てるのか、人間がさきに朽ち果てるのか?
 家がさきだと答えた方は、その喪失を目の当たりにすることで裡なる故郷と家族の絆を失うことに気がついていないのです。家はどっかりとそこにあるべきはずだと私は思います。百年でも、二百年でも、「懐かしいわが家」はふりかえるといつでもそこに在る。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と すみかと、またかくのごとし。」  

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#自然素材の家 #注文住宅 #横須賀市 #逗子市 #葉山町 #三浦市 #旧築提案の家

 

 

2025.8.9  スギ花粉症の不都合な真実  戻る

 

 


自然素材の家づくり 横須賀市、三浦市、逗子市、葉山町
有機的建築のパイオニア、コモハウスです。
さて今日は2023年4月3日のブログからご紹介します。あの悩ましいスギ花粉症のもうひとつの真実とは?



狭いニッポン、そんなに急いで何処へ行く?

人間てえヤツは理屈じゃあない。 急ぎ足は習い性。急いては事を仕損じる。それでもがむしゃらに一点突破、仕損じた暁は、アッシにはカンケーねえ事で。三十六計逃げるに如かず。

春先は風が吹く。風が吹くと桶屋が儲かる。しかし、近頃では風が吹くこの季節はスギ花粉が舞い、クシャミ鼻水鼻詰まり。ご用心ご用心。(誰が儲かるかはさて置いて)
このスギ花粉症。いったい何が舞うのかと不思議に思ったことはありませんか?

吉野杉といえば杉の名産地。江戸時代からつづく杉と言えば吉野の杉。近場で言えば静岡県の天竜杉。千葉県だって山武杉、四国には伊予杉、木頭杉、九州には飫肥杉、薩摩鉄杉、日田杉、屋久島には屋久杉、縄文杉、島は山ごと杉杉杉。島の全土はスギ花粉に覆われて屍河原水子草。???

昔から日本全国名産地として知られている杉の産地ではさぞお困りでしょう。杉に苦しめられ、村人はこぞって鼻水だらだら。花粉のせいで一家離散、凄惨な親殺し子殺し、果ては因果な巡り合わせを恨んで裏山の杉の木に首を括って首吊り自殺。根っこに刻んだ「怨」の一文字。
この山がなければ一家は幸せに暮らせたのに。

はて、面妖な?

地元にそんな言い伝えのひとつふたつはありそうですが、そんな話はひとつも聞こえてこない。杉の花粉はほんとうに飛ぶのか?日本全国にある杉の名産地ではどこも風土病のように蔓延して人々を困らせているのか?嗚呼、その名もスギ花粉症。杉を「スギ」とカタカナで表現するのも何か意味でもあるのだろうか?

しかし、これだけ日本中に蔓延して、その原因が杉だということまであっさり突き止めておきながら、なぜ杉の花粉のどのような成分が鼻水ダラダラの原因なのか、科学者が突き止めたという話はまったく聞かない。まるで幽霊の正体見たり枯れ尾花。笑

原因は他にあるかもしれない、とは誰も思わず、杉は寂しくそこに佇んでいる。

さて、コロナが流行り始めた去年一昨年はスギ花粉症がめっきり減って、これはマスクのお陰だと喧伝されましたね。笑
今年は一転して巷で猛威をふるうスギ花粉。鼻水ダラダラ、目は痒く、帰って来たスギ花粉症だあ!

しかし、今年も街ゆく人々はあいも変わらずマスクマスクマスク。
マスクのお陰で去年は激減したのに今年のマスクはどこが違うんだ?

濡れ衣を着せられた愛しの杉は今日も泣いているのだろうか?それとも、あまりのバカバカしさにニンゲン様をバカにして大笑いしているのだろうか?

嗚呼そは悩まほしくありけり。

#自然素材の家 #注文住宅 #横須賀市 #逗子市 #葉山町 #三浦市

 

 

2025.7.30  過去から逃げてくる  戻る

 

 


暑いですね。

こんな暑い日に玄関先で父と水浴びをしてはしゃいだのはもう遠い日の思い出。
記憶もうっすらとして夏の日の太陽の彼方に陽炎のように浮かんだり沈んだり。

光陰矢の如し。

そう言えば結婚して最初の子が出来たばかりの頃、夕方になると親子三人で夕涼みに表通りの暗くなった歩道を散歩するのが楽しみでしたが、その表通りというのがじつは東京の井の頭通りでした。近くにロイヤルホストもあったりして、そこまでてくてくてくてく子どもの歩調に合わせて行って帰ってくるだけ。たまにはお店でコヒーを飲んだりしたのかしら?

先週の土曜日、小金井公園の「江戸東京たてもの園」に行こうとこの井の頭通りを車で走ったのですが、すっかり今浦島でまるっきり変わってしまったのにびっくり仰天、何てったってこんなに道が狭かったの?まだ家々の間も隙間だらけで空はもっと大きかった。

一緒に散歩した子も今ではすっかり大きくなって、変わらないのは家づくりに七転八倒するお父さん(わたし)だけ。

 わたしの上に降る雪は
 
熱い額に落ちもくる 
 涙のようでありました

先日とある建築雑誌を読んでいましたら、

「建築は経験学だと考えている。建築家は誰も、自分が体験した建築から影響を受けている。」

と建築家の神谷昭雄さんがおっしゃっている一文に目が止まり、まさに言い得て妙、建築に携わるものはひそかにこうした想いを胸に抱いているのではあるまいか。

過去に手掛けた建築は背負いこむものが多すぎて押しつぶされそうなほど深く刺さっているのですが、しかし、もちろんそれは経験という分厚い肥料としてその後のあたらしい展開の支えになっているのは間違いありません。建築は日々発見なのです。意図した道筋があらぬ方へ自分たちを導いていく。自分の考えたことであるにもかかわらず、新鮮な発見に心踊らされる日々の連続。
ひとつには、建築は、携わるものにとっては大量生産品のように次から次へとこなせるものではない、という事実があります。そして、そのひとつひとつがその建築独自の成立要因を抱えており、そのひとつひとつを克服するのに膨大なエネルギーを費やしてきた、という側面があるのです。

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良いものを愚直に追い求めれば追い求めるほど抱えるトラウマは限りないものになってしまいます。
それらをひとつひとつ解決し、新たな地平線を切り開いていくことの醍醐味は何にも変えられない喜びでしょう。

しかし、建築はこれも仕事と割り切ればなにもそこまでしなくても、という悪魔の囁きが聞こえてくるのですが。

コモハウスの建築は設計施工です。なにも書かれていない真っ白い紙に鉛筆を立て、絵を描くように描き込み造形し、その上で今度は実物を作り込んでいく。作り込む過程で選択肢は百通り。そのどれを選ぶにしてもそこには葛藤がある。

こうしてひとつひとつの経験が建築を掘り起こし、その経験の後押しであたらしい仕事に臨むことができるのです。この一棟をながして建てればその経験は浅く、心にも残らないでしょう。
そう。わたしは建築が好きなのです。

 わたしの上に降る雪は
 
真綿のようでありました

 
中原中也

 

 

2025.7.24  「難易度をます世界」  戻る

 

 


自然素材の家を横須賀市、逗子市、葉山町、三浦市で。
住まいはもっと美しくなる。今日は2017年9月23日のブログから。

イギリスの理論物理学者のホーキング博士が、人類に残された時間はあと百年と警告されたそうです。

人間って不思議なものですね。危機に立てば立つほどいきりたって自滅への道を突き進んでしまう。勇ましい中国も、鶏冠をたてる北朝鮮も 、ライオンのたてがみをなびかせて周囲を睥睨するアメリカも、その勇ましさは擊ちてし止まんぬ。

人類に残された時間があと百年なら、建築会社が負う社会的責任はとても曖昧になってしまう。それは建築物として百年持つかどうかの問題ではなく、住み続ける意志を持続させるために建築会社が積極的に果たさなければならない無言の責任を曖昧にしてしまう。

家が法律で規定された責任を果たせばそれで良いのなら、家づくりはとても虚しい。
平和平和と唱えても平和はやってこない。
幸せの家づくりを標榜して家づくりに励んできたつもりですが、それだけでは幸せは掴めない。

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昔、初めてホーキング博士の本を読んだとき、我々が今目にしている太陽はすでに8分前の太陽なのだと教えられてハッとしたものでした。わたしたちは3次元の世界で4次元の宇宙を生きている。
そんなわたしたちにも残された時間はあと百年。

「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」

しかしこのご時勢、梁を上げるのはクレーン車だったりして。

#自然素材の家 #注文住宅 #横須賀市 #逗子市 #葉山町 #三浦市 で「旧築堤案の家づくり」

 

 

2025.7.13  「立ち昇る階段」  戻る

 

 


横須賀市、逗子市、葉山町、三浦市で自然素材の家づくり。コモハウスです。
2019年2月2日のブログから。今日は前回の続きです。

この小鹿田焼の里は、今では珍しい一子相伝の伝統を頑なに守る親から子へ、子から孫へ、変わらぬ焼き物のその造形美。変わらない、と決めることの潔さと変わりたいと願う欲望と。

しかし、人は変わるもの。

登り窯がだんだんと連なる様子は、そうかこれが登り窯かとトーシロはなんにでも感動するものです。 しかしこの窯の周りの手入れの行き届いた裏庭の様子はここの人々の生活のありようが伺えます。仕事場の手入れは何にでも言えることですが、その仕事に対する思い入れの強弱がうかがえる大事なポイントです。

登窯を見ていると、何と言ってもその造形美です。機能美です。焼き物の里を象徴する、その機能が全体を統一する。

家づくりでも、その様々な用途の中で何が住まいを決定づけるのかと日々考えるのです。小鹿田の登窯に匹敵する住まいの要素はなんだろう?何が住まいを魅力的にするのだろうと考えると、実はそれは階段ではないかと思うのです。

私たちの住まいをつらつら眺めていますと、階段があまりに無造作で、階段がただの階段で終わってしまっている。二階に上がるために機能すれば良いと思うとそれは大きな間違いなのです。上下をつなぐ、居間と二階を橋渡しする。階段で立ち止まる。トコロテンのようにただ押し出される通路としての階段ではなく、二次元を三次元に押し広げ、それは吹き抜けを通じて住まいを縦横無尽に駆け抜ける。

それは精神の解放であり、家族の関係を時には逆転させる、自由のもう一つの表現なのです。
だから、階段は私たちを解放してくれる。

階段は一歩登るごとにそこから見る風景を一変させる。私があなたになる。そのように階段をこしらえる。階段はリビングルームを差配する。玄関をつかさどる。二階への架け橋を無限に規定する。

もしも今住んでいるあなたの「住まい」が美しくないとしたら、それは階段のせいかもしれない、と疑ってみるのは一つの見識です。住まいは生き物です。そのことを如実に表しているのが、もしかしたらあなたの家の階段かもしれない。階段は怪談なのです。()

コモハウスの住まいは実はこの階段を中心にして設計されています。そう言うと身もふたもないのですが、階段をどう表現するかに想像力を集中させる。ここが大事なポイントです。さて、そこから先は、私たちの人生にも似ている。だから、企業秘密。(笑)

ひとり階段を見上げる時、二階のその先のはるかな天を仰ぐ時、その住まいは美しく見えるだろうか?

ジョジョの奇妙な冒険で、承太郎とディオが対決するエジプト編。あの傑作シリーズで印象に残るのは、ディオの住む館に乗り込んだポルナレフが螺旋の大きな階段を一歩、また一歩と登っていき、その向こうにいよいよ目指すディオが待ち構えている。ポルナレフは幅一間はあろうかという豪壮な螺旋階段を、今まさに一歩踏み出す。その時、ポルナレフは、階段を一歩下がっている。

まさに衝撃的でしたね。こんなドラマティックな階段を私は他に知らない。
階段は時をさへ支配する。

階段は演出するものではなく、身をまかせるもの。ローマのコロシアムの階段状の観客席は闘技場以上に雄弁にすべてを語っています。主役はすり鉢状の階段なのです。
階段は人生の縮図。上昇も下降も、悲劇も喜劇も呑み込んで、私たちを豊かにしてくれる。

小鹿田の登り窯を前にして、階段階段と一人呟く私は十分に可笑しなのでしょう。
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おかしな私たちと、冬の日差しに干される焼き物の卵たちと。
こうして天日で乾燥させてから窯に入れるのでしょうね。
はい、窯から出てくるとこうなります。(笑)

あらためて小鹿田焼のすばらしさに浸ることができたこの1日に感謝して。
工房の店先でいくつか買い求めたのですが、ああ、もっと欲しかった、と思うのは人情ですが。

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#自然素材の家 #注文住宅 #横須賀市 #逗子市 #葉山町 #三浦市 で「旧築堤案の家づくり」

 

 

2025.7.6  「山間の陶工たち」  戻る

 

 


2019.1.29のブログより。今日は焼き物のお話です。

トンボ帰りで陽が暮れて、、、。そんな慌ただしい九州行ったり来たり。
九重連山が連なる九州の背骨。その奥深い山の中に日田があります。昔から林業の盛んなところで御料林の連なる日田杉の産地です。

かっては幕府の直轄地で、私が子供の頃、叔父がこの日田の営林署の所長をやっていたのはもう遠い昔の話。子供心に遠いところ、寒いところ、冬は雪が降り積もるところ、なんだか黄泉の国の岸辺のあたり(?)、想像を絶するところ。今では高速道路であっという間にたどり着くのですが当時はほんとうに山間の山奥。九大線が大分と熊本をつなぎ、日に何本の列車が走ったのか?たどり着くのも難儀なところだったのですが、そんな山間の奥地で育まれた日田杉に今ではお世話になっているのですから人生はわからない。

しかし、今日は、日田杉ではなく、その日田の山肌を縫うようにさらに山奥に進んでいくと「皿山」という地名があり、ここに十件の窯元が昔ながらの製法で窯の火を守っておられるのです。

小鹿田焼きは子供の頃から馴染みがあるのですが、この小鹿田の里を訪れるのは初めてでした。

小鹿田は「おんた」と読みます。子供の頃はまずこれが読めなかった。行きたい行きたいと思いながらも字が読めないとチャンスもなく、だから字が読めるようになるとチャンスは自分で作るものと思うのです。

日田杉と小鹿田焼と。こんな素晴らしい組み合わせがまたとあるものか。

焼き物も素晴らしいのですが、小鹿田の里が、里そのものが格段の風情があり、開窯いらい四百年間、十軒の窯元が集落を形成し、今も変わらず窯の火を守っている。そんな焼き物の里は小鹿田以外には無いのではないか?

この集落の中を細い川が流れ、川の水を利用して臼をつくのはまるで水車の原理でここでは今でも機械は使わず、ろくろを回すのも、土を捏ねるのも、すべてが人間の手作業なのです。

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どこもみんなこのような家々で、瓦屋根、真壁、そして漆喰壁。どこを見渡しても古い木製の窓窓窓。おもむろに入り口の引き戸を開けて、「もし、ご新造さんえ、おかみさんえ、お富さん、いやさお富!久しぶりだなあ」。

なんだか芝居がかかって、そんなセリフが口をついて出てきますね。

to be continue
つづく、、、。

書き出すと様々なことがありすぎて纏まらない 苦笑

 

 

2025.6.18  「ガラスの部屋」  戻る

 

 


今日のアーカイブスは2016年のブログから。早いもので9年前です、
9年前の私たちの家づくり。自然素材の家を「旧築提案の家づくり」で実現する。なんだ、今と変わらないじゃないか?(笑)横須賀市、逗子市、葉山町、三浦市、そしてときには東京、鎌倉、横浜で自然素材の家。

「ガラス」
硝子、オランダ語で glas 、英語では glass と書きます。「ガラスの部屋」という映画が昔ありました。「徹子の部屋」ではありません。

あれは誰でしたか?レイモンド・ラブロック。うろ覚えですが、なんだか三角関係のラブロマンスだったような、、、?主題歌がまた良かったですね。メロディーは思い出すのですが、歌ったのは誰だったかしら?
イタリア語で、「ケドレクスタセンジカ、スタセーラ、、、」笑 そんな歌でした。
さて、しかし、わたしたち建築会社にとっては「レイモンド」と言えばアントニン・レイモンド。帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの助手として一緒に来日してそのまま日本に居ついたという風変わりな彼。ライトも大変な日本好みでしたがレイモンドさんはそれに輪をかけたのかかかったのか。有機的な建築の元祖としてライトとならぶ一方の旗頭と言っていいのでしょうね。

伝統的な日本建築の良さを再確認したレイモンドの作品は木と土と紙という有機媒体を通して築き上げる「住まい」の核心を大胆に撃つ、今から振り返るとその構想の原点に日本があるとすると私たちは失ったものの豊かさに愕然としてしまいます。

しかし、それらをまとめ上げる力仕事は並大抵ではないのです。ただ、木と土と紙。それで家が立ち上がるわけではなく、それらを組み合わせて美しくまとめることは美しい精神がなければできないこと。

美しい精神か。持ちたいと思います。

さて、硝子から話が飛躍したのは、先週お引き渡しした「夏の家」。その内部にこの土地に以前建っていた古家のガラス障子を保管しておいて新しい家にも欄間として再利用したことからなんとはなし、ガラスの部屋が思い出され、レイモンドが思い出され、そして、、、。

今ご相談にあずかっているK様邸。まさに木と土と紙の建築。熱心に模型まで作られて、みなさんシロートとは思われません。さあ、このあとどのように発展していくのでしょうか?

家づくりは新しいようで古い。古いようで新しい。新しい精神は古い精神にかろうじて乗っかっている。古いものは美しい。
適わないなあ。

#自然素材の家 #注文住宅 #横須賀市 #逗子市 #葉山町 #三浦市 で「旧築堤案の家づくり」

 

 

2025.6.15  家を建てるなら 自然素材の家を横須賀市で 戻る

 

 


自然素材の家づくりを横須賀市、葉山町、逗子市、三浦市で提供して25年。自然素材の家づくりのパイオニア、それがわたしたちコモハウスです。

今年は梅雨入り前からよく降りましたがいよいよ梅雨の真っ盛り。
こうお天気がすぐれないとなんだかブルーな気持ちで鬱陶しさが増して良くありません。

窓から外を眺めながらそんなお休みの日曜日、気分転換にとYouTubeを見てみたら、最新の住まいの設備器具を紹介する某建築会社さんの番組が目にとまり、ながら視聴では申し訳ないのですがこういった設備器具にわたし、灯台下暗しで最新情報に通じていない。恥ずかしい話ですが、昨今のシステムキッチンなんてな〜んも知らない。自慢にもなりませんが、いや思い返せば最後にメーカーのシステム・キッチンを使ったのはもうすでに四年前?

ええっ、そうか、パナソニックのシステムキッチンってこんな風に進化?(変化)してるんだ、と目から鱗。

天板が人造大理石でシンクまで一体になってシームレスに成形されおり、つまりはゴミ溜まりがないのがウリなんですね。IHクッキングヒーターも凹凸がなくお掃除が楽と、それがウリ。それらのウリの詰まるところは何なのか?

時代は変わりました。
無意識をデザインしたそうです。便利だそうです。

「作業や動線を妨げない」 「必要不可欠なテクノロジー」 「美しい家具として一体化」 「人と空間に調和するデザイン」

これはいい!かしら?と、ここがコモハウスのむずかしいところ。^_^
つまり、便利だと、楽チンだと、それがわたしたちが住まいに求める究極の機能だろうかとつい思ってしまうのです。だれでも掃除がラク、便利となると飛びつきたくなるものですが、ではそれが住まいを美しく保つ秘訣かといえばそうでもない。

kitchenshowtimeオリジナルの造作キッチン

「住まいはもっと美しくなる」

わたしどものキャッチフレーズからは、必ずしもこうした最新設備が美しいとは感じられないのです。

旧築提案の家」

これはもうひとつのわたしどものキャッチフレーズです。新しいことはいいことだ。(ホント?)
わたしたちが追い求めるコモハウスの家づくりは、美しさの基準が少し違う。

「大切なことはね、目に見えないんだよ」あるいは、
「美は乱調にあり」あるいは、わたしはセザンヌよりもゴッホをとりたい。
では何をもって住まいづくりの中心に置くのか?

それは、美しさを打っちゃって、便利な生活に背を向けて、必要最低限に絞り込まれた肋骨(あばら骨)のような建築。スルメのような建築。貧しいメザシのような建築を飛び越えて豊かな世界を築きたい。それは必ずしも間違ってはいない、と思うのですが。

#自然素材の家 #注文住宅 #横須賀市 #逗子市 #葉山町 #三浦市 で「旧築堤案の家づくり」

 

 

 

 

 

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