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コモハウス「旧築提案の家づくり」

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   ご挨拶。  

 

 

 

わたしたちが自然素材に特化して家をつく
り始めてから早いもので二十二年になります。
まだ無手勝流で、素材を探し、その素材の
活かし方を研究することから始まりました。
手がかりは、東濃ひのきと木製サッシと羊
毛断熱材があるだけでした。

つまり、自然素材で家を建てるという概念
を自分のなかで構築する、そういう手探り
の状態から始まったわけです。

五十年前にはあたりまえだった建築に帰る
のにわたしたちはあまりに余計なものに
取り囲まれすぎてしまいました。
そうした余計なものを一枚づつ脱ぎ捨てて
いくと、そこにはたしかな骨格があばら骨
のようにがっしりとある。

手がかりは「東濃ひのき」と「木製サッシ」
「羊毛断熱材」。
この三つを引っさげて建築は始まりました。まだ注目され始めたばかりの珪藻土を使い、左官工事からすべては手作りではじまりま
した。だから、コモハウスの「手づくりの
家づくり」は元手がかかっているのです。

木製サッシと言いますとただ木てできたサ
ッシと思うかもしれませんが、じつは、そ
のすぐれた気密性こそがサッシに求められ
る究極の機能なのです。

当時の日本のアルミサッシには求めるべく
もないサッシの役割りでした。だから必死
になって探しました。あの頃、日本で販売
されていた木製サッシはアンダーセン、マ
ーヴィン、ペラ、ローエンなど。何れもア
メリカ製で日本の代理店を通すとべらぼう
に高かった。そこで直接取り引きができな
いか?と考えたわけです。

探すと北欧、イタリアなどにもメーカーが
り、ちょうどインターネットが普及し始
めた頃で情報収集には助かりました。

ある日そうした情報を求めて池袋のJETRO
事務所に出向いて相談するとなんとアル
バニアだかに木製サッシのメーカーがある
と教えられさっそくメールをいれました。
たしかイタリアのメーカーも教えて頂いた
記憶があります。
メールを送って見積もりを出してもらい、
納期は三ヶ月という話でしたが結局うまく
かなかったのはアルバニアから無事届く
だろうか?という不安と、ちょうどその時
アメリカのNORD社のサッシが直接取り引
きができるということが
わかったからでした。(そう、少し安心感があったのです)
いまでも悪いことをしたなと忸怩たるもの
があります。

NORD社のサッシは素晴らしかったですね。
てっきりアメリカから届くのかと思ってい
たらインドネシアからでこれにはちょっぴ
りオドロキでしたがインドネシアに工場が
あるという当たり前の理由には笑ってしま
いましたが。
しかし、運び込んだサッシは重かった。掃
き出しサッシが一体型で、障子が取り外せ
なかったのです。

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羊毛断熱材も直接取り引きができないかと
あれこれ探し、ニュージランドで個人取り
引きを手掛けるディストリビューターに巡
り合いメールのやりとりで無事商談成立?

価格は船便の混載でもびっくりするほど安
かったです。
ただ、ひとつ問題があり、それは受け入れ
た後の保管場所でした。かなりの量があり、それがまた嵩張るものですからこの問題を
解決するのがいちばん厄介な問題だったの
です。

羊毛断熱材は当時としては画期的で、送ら
れてきた
羊毛はロールタイプのむき出しで、(グラスウールはビニールに包まれていま
すから)圧縮袋から取り出して柱間に入れ、余材の
羊毛をひきちぎってサッシの隙間や
ありとあるゆる隙間にその羊毛を詰め込ん
いくことで断熱材としての正しい効果
発揮されるわけです。
あの頃の国産のグラスウールやロックウー
ルはちぎって隙間を埋めるという発想がそ
もそもなかったのです。
柱と柱の間に大雑把にっていればいい、
そういう考えでしたから断熱材の意味を履
き違えていたのでしょうね。

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さて、ここからヒノキの話です。
日本人なら誰しもヒノキに多少の思入れは
あるかと思いますが、建築をやっていると
あらゆる場面でヒノキが顔を出します。

火の木。なぜヒノキなのか?

もう随分以前の話ですが、岐阜県恵那市の「東濃ヒノキ」の山林を訪問した思い出が
あります。
少し長くなりますが、その時の訪問記をブ
ログに載せたのですが、いま、ふたたび、
あの頃の初心に戻って。

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10月14、15日の二日間、岐阜県恵那市の東濃ヒノキの山とプレカット工場や小径木
加工工場、木材集積場などを見学してきま
した。  

 加子母の山の整然とした桧の植林が美しい。枝打ちされた木々は間伐されているせ
いでとてもあかるく、枝の勢いがそのまま木々の生長を物語っているようです。

 枝打ちの高さは平均12m。木々の背丈は
ゆうに20mはくだるまい。間隔をおいて90
年生のヒノキが並ぶ一面はおもわず息を飲
むほどにうつくしい。

 「四方無節材生産のためだけでなく、光がようけはいって多段林にもっていくには良い。」   

 ケヤキや栗、楓、コナラ、サクラなど、
自生の広葉樹を残しながら針広混交林に誘
導し、生物の多様化を図るとのこと。
「個性のある、とんでもなく素晴らしい森
空間」をめざすという安江さんの案内で、
山の姿がひとあじもふたあじも違って見え
てきます。
その安江さん、五十一才。まさに受注生産
で木を刈る時も、この木は残してあの木を
伐って、それで孫の代にはちょうどいい山
になる、とはなんたる時間軸。

 「100年生の良木を刈れば世話ないけど、
我慢して200年生までもっていきたい。」  

ふもとに生きる我々と山棲みの民のあいだ
に横たわる時間の流れはまじわるにはあま
りに遠い。林業としての生業(なりわい)
だけでなく、環境問題を考えた時にこれか
らの山はどうあらねばならないのかと自問し、
「これからは木に、ここの歴史とか文化を
地域の付加価値として乗せていかないと魅
力がないんじゃないか。」
と、安江さんは言う。  

山の経営を金銭だけで推し量ろうとすると
山は一瞬にして姿を消してしまう。ブラジ
ルの熱帯雨林の伐採も加子母の山とかわら
ない。そこに生きる人々の喜びや悲しみに
想像力が及ばないのなら山は一瞬にして枯
れ果ててしまう。

「加子母の山をとんでもなく素晴らしい森
空間に創りあげたい」  

 私たちにできることは何だろうか?

 ふもとから山を眺めるのではなく、山か
ら麓を眺めるように家を建てていきたい。

 「我慢して200年生までもっていきたい」  

 我慢すれば、家も200年生にもっていける。頑張ろう。

2003.10.19

これからも初心を忘れず、、精進したいと
思います。よろしくお願いいたします。

 

コモハウス 代表 三井雅敬  

 

 

 

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