コモハウス「旧築提案の家づくり」
三浦文庫のご案内です

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コモハウス併設館 「三浦文庫」

 

 

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令和6年-3月〜
三浦文庫のお知らせです。
令和6年第3回企画展は
フランク・ロイド・ライト展です。

 

 

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FLライトのドローイングほかライトの建築集を展示しています。

 

 

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「三浦文庫館長」三井衿子

 館長にききました。

 谷崎潤一郎。
 初めて読んだ谷崎の本は何ですか?

 何が最初だったのかは覚えていないのですが「細
 雪」「少年」「刺青」などを読んだ記憶がありま
 す。改めて著書一覧などを眺めてみますと、実は
 読んだ作品はごく僅かなので恥ずかしくなります。
 最近読んだ作品は「盲目物語」「吉野葛」「陰翳
 礼賛」は途中下車してしまいました。(笑)
 また久しぶりに少しづつ読んでみようと思います。

「細雪」は現代版源氏物語とも言われるほど、四姉
 妹の絢爛豪華な着物の描写、それぞれの性格によ
 る幸福の尺度、栄華を極めていた船場の盛衰も描
 かれていて、それこそ桜の花に象徴されるような
 気がしました。

「盲目物語」は初版、復刻版、文庫本と持っていま
 すが、初版の製本のなんと贅沢なこと。函、表紙、
 見返し、扉、中扉などが手漉き和紙装丁。
 谷崎潤一郎は特に凝り性の人として知られていま
 すが、この和紙も「吉野葛」の中に出てくる「国
 栖紙(くずがみ)」とよばれる和紙を用いている
 そうです。
 扉には北野恒富画伯の「茶茶」が掲載されていま
 す。美しい絵ですね。復刻版も和紙が使われてい
 ますが、国栖紙ではなさそうです。

 座頭と呼ばれる盲目の按摩師から見たお市の方の
 生涯を描いている「盲目物語」。
 戦国時代の姫たちの政略結婚。運命に翻弄される
 生涯に涙しました。
 同時に収録されている「吉野葛」も、手漉き和紙、
 国栖紙の里を訪ねる行状記を装った密やかな「母
 を恋ふる記」と言う内容で好きです。

 「陰翳礼賛」

 日本人が、いかに暗がりと共に生き、また大切に
 暮らして来たかを物語る谷崎文学の陰翳礼賛。
 書かれたのは昭和初期との事ですから、夏の扇風
 機のくだりなど、今、谷崎先生が生きておられた
 らなんとおっしゃるか大いに興味の湧くところで
 す。

 漆器は燭台の灯りで見るのが一番美しいそうです。
 金屏風なども光のささない奥の部屋にあって、時
 に鈍く光るのがもっとも美しいと。陰翳というも
 のを生活の中に上手く取り入れて楽しむ風流さ。

 戦後の名残がまだほんの少し残る時代に子ども時
 代を過ごした私の思い出の中にも、家の中には
 がり
がちゃんとありました。床の間にある小さな
 障子から漏れる淡い光は何とも言えない美しさを
 思い出しま

 興味ぶかかったのは、昔の厠がいかに風雅に満ち
 ていたかを語るくだり。家の中で一番汚いと思わ
 れる場所をいかに詩的に風流なものにしたかと言
 う事が書かれています。

 文明の利器が西洋からもたらされ、便利にはなり
 ましたが、風流とはほど遠いもの。日本人がそれ
 らを独自に開発していったなら、どんなものが出
 来上がっていただろうという箇所は印象深いもの
 があります。

 

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不定期ですが、
「大人のための絵本の会」
開催しています。お好き
な絵本を一冊お持ちくだ
さい。mailにて参加お
申し込みください。

 

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 「建築会社になぜ図書館があるの?」

 一昨年の暮でしたか、三浦市報の議会だよりを読
 むともなし読んでいましたら、そこにある議員の
 こんな発言が目に止まったのです。

 「当市は県下でも読書人口が市民一人あたり ✗冊
 とこれは県下でも最下位、図書館の充実度は県下
 でも最低クラスとなっております。
 本を読む環境整備を市はどうお考えか?」

 と、うろ覚えですがこういう趣旨の発言だったの
 です。

 そういえば、原町のツタヤさんが撤退し、三浦海
 岸のはまゆう書店が店じまいし、港の近辺にあっ
 た小さな書店もいつしかひっそりと閉店。
 気がつけば、市中に書店が一軒もない町、それが
 三浦市だったのです。

 これはいけない。なんとかしなければいけない。
 だからといってわたしたちに書店を経営するノウ
 ハウも余裕もありません。

 せめて若い人に(もちろんご年配のお方にも)、
 ゆっくり寛ぎながら本を読んでもらいたい。
 本を読む空間を提供したい。
 そんな思いから立ち上げたわたしたちの「三浦文
 庫」。

 充分な本があるわけではありませんが、どうぞ、
 ここで読書に親しんでいただいて、心の糧を存分
 に補給していただければこんな嬉しいことはあり
 ません。

 そんな想いで出発した「三浦文庫」ですが、読書
 は心の船出。わたしたちは心の港。

 ヨーソロー!

 なにかが始まるのは読書から。

 そう。わたしたちは、「読者です!」

 

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ショールーム 建築ギルド

 

 


コモハウス建築会社

神奈川県知事
(般-2)第 75907 号
 

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 〒238-0103
 神奈川県三浦市南下浦町金田1626
 tel.
046-874-9731 fax.046-874-9732
 
mail:info@comohouse.com

 

 
 図書館営業時間 AM 10:00 ~ PM 16:00
 事務所営業時間 AM 9:00 ~ PM 17:00

(土日祝休)
 京急本線
 三崎口駅より徒歩20分
 バス 1、2、3番線より「三崎警察署前」下車3分

 

 

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 施工エリア:神奈川県、三浦市、横須賀市、東京都、千葉県の一部、他望まれればどこへでも!


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